研究課題/領域番号 |
15K03341
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研究機関 | 京都ノートルダム女子大学 |
研究代表者 |
片山 裕 京都ノートルダム女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (10144403)
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研究分担者 |
木場 紗綾 同志社大学, 政策学部, 助教 (20599344)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | フィリピン / NGO / キャリアパターン |
研究実績の概要 |
平成28年度はフィリピンにおいて2度の現地調査を実施した。まず、8月14日‐17日の期間、アジア開発銀行、国家経済開発庁、フィリピン大学経済学部、同政治学科、アテネオ大学などを訪問し、主に、フィリピンにおける国際NGO職員の異動とキャリアパターンについて関係者から聞き取り調査を実施した。9月9日‐13日にかけては、日本大使館、日本の国際系NGOなどを訪問し、同様の聞き取り調査を実施した。また、これまでの研究成果の発表を、5月30日‐6月1日にタイ王国マハサラカム大学で開催された国際学会The 4th International Conference on Magsaysay Awardees Good Governance and Transformative Leadership in Asiaにおける"Changing Landscape of Government -NGOs Relations in Multinational Level: Cases of Japan and Middle Income Countries in Southeast Asia"のパネルにおいて、Official Development Assistance to NGOs: Assessing the Impact to Governance"という報告を行い、また、11月3日から開催されたフィリピン行政学会国際大会(デラサール大学マニラ校)に、基調講演者の一人として招待され、これまでの調査結果の一部を反映して、"What has the 1991 Local Government Code Changed: The “Meaning” of the Birth of President Rodorigo Duterte"という講演を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成28年度は勤務校における副学長としての任務が多忙を極め、本研究に割ける時間が少なかった。そのため、28年度に予定していた国際NGO(元)職員、政府(元)職員、JICA(元)職員への聞き取り調査が十分実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
平成29年度は、28年度に終了できなかった、国際NGO(元)職員、政府(元)職員、JICA(元)職員への聞き取りを前半に完了し、あわせて、研究成果を学術論文として取りまとめ、国際学会などにおいてもフィードバックする予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成28年度は京都ノートルダム女子大学における副学長としての任期の最終年度であり、職務多忙のため本調査に割ける時間が極めて少なかった。そのため、28年度に実施予定であった、国際NGO(元)職員、政府(元)職員、JICA(元)職員への聞き取り調査を完了することができなかったため、予定していた出張旅費(国内・海外)を支出できなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
29年4月から常勤校がなくなり、本研究に割ける時間が大幅に増えたため、これまでの遅れを取り戻せる予定である。具体的には、28年度に完了できなかった国際NGO(元)職員、政府(元)職員、JICA(元)職員への聞き取りのための国内、海外出張旅費を中心に執行する予定である。
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