研究課題/領域番号 |
15K03344
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
柴山 太 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (50308772)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 国際関係史 / 英国軍事史 / 英国外交史 / 米国軍事史 / 米国外交史 / ソ連外交史 / 冷戦の起源 |
研究実績の概要 |
本プロジェクトでは、英米ソの主要古文書館での史料調査に基づく、実証的な国際関係史を書くことが重要になる。その第1歩として、英国側の調査およびそれに基いた原稿執筆が必要となる。本年度は、すでに英国側の部分に関して、荒っぽい草稿にすぎないものの、書き始めることができた。その際、参考にしたのがすでに所有している英国政府・軍部に関する史料集である。他方で、これらの史料集を読み続け、ロンドンのキュウにある、英国National Archivesでの史料調査に備えた。実際の調査は、2016年3月28日~同年4月3日に行った。この史料調査では、PREM3、PREM8、そしてFO371シリーズのなかから、本研究プロジェクトに関連する史料を、ひたすら写真撮影した。史料集の読解が非常に役に立ち、効率的に史料調査を行うことができた。結果として、ほぼ1万弱点の史料の写真をとることに成功した。次年度からこれに基づいたより精度の高い原稿作成が可能になった。他方で、次年度は米国のNational Archives IIその他での史料調査がハイライトとなる。そのため、この史料調査に備え、その参考となる史料集をアマゾン等の中古書市場で注文し始めている。またこれを側面から支えるために、主要研究者による研究書および研究論文の収集が重要であり、それを進めたい。さらに3年目で予定されているモスクワでの史料調査に備え、ロシア語の史料集も収集し始め、一部は読み始めることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
英国政府・軍部に関して、かなりの史料を収集できたことと、さらに収拾の過程で、これらの史料をどのように原稿に活かすかということが決めることができたため、進捗状況はおおむね順調と判断している。ただもう少し時間があれば、やれたであろうこと、やりたいことも生まれ、それらに対しては、まだ対応できていないので、すこしのフラストレーションは残っている。
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今後の研究の推進方策 |
英国政府・軍部に関する部分については、ひたすら収集資料の解読そして原稿執筆を行う。米国政府・軍部に関する部分については、史料集の収集・解読を行い。次年度末に予定している史料収集旅行への準備を行う。またロシア語の勉強に努めつつ、すでに収集ロシア語文献を読み進め、3年目の史料収集に備えたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
大学校務のスケジュールと英国National Archivesにおけるイースター休暇の関係で、史料調査旅行が2016年3月28日からという時期にずれ込んだ形での開始となったことが大きな理由である。それにともない、そのために必要な書籍等も、年度をまたいだ処理となってしまった。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度の前半までに、必要な書籍および備品購入を行い、これからの研究も順調に行えるようにしたい。
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