本年度の研究成果は以下の通りである。一般均衡理論における飽和測度空間の応用に関しては、主論文:"On Large Individualized and Distrubutionalized Exchange Economies with Infinitely Many Commodities" として完成し、現在専門誌に投稿されて査読を受け、レフェリーの要求に従って改定を行っている最中である。またその成果の一部は現在改訂中の著書 Fundamentals of General Equilibrium Analysis の第7章に取り入れられており、World Scientific より2020年度中に出版予定である。 経済理論の政治哲学への応用に関しては、2015~2019年度の講義ノートをまとめた著書「自由と経済格差:正義理論講義」を現在執筆中である。
|