二変量時系列モデルにおいて、複数のvolatility processの分布が退化し、一変数のvolatility processに帰着するという仮説の検証方法を開発し、金融危機の原因や広がりを検証を行い、経済的関連の深い国の間では同一volatilityという帰無仮説が棄却されないという実証結果を得た。 粒子フィルターの応用として非対称copulaモデルの推定を行った。すなわち、市場間の動きは上昇時には「相関」が小さく、下降時には「相関」が大きいという非対称性を説明するために、Joe-Clayton copulaよりも柔軟で新しいタイプの非対称的なcopulaでを開発した。
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