研究課題/領域番号 |
15K03400
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
菅 幹雄 法政大学, 経済学部, 教授 (50287033)
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研究分担者 |
宮川 幸三 立正大学, 経済学部, 教授 (00317281)
森 博美 法政大学, 経済学部, 教授 (40105854)
宮内 環 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (80209858)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 経済センサス / ビジネスレジスター / ローリング調査 / 飲食店ウェブデータ / 欠損値補完 / 行政記録活用 / 生産物分類 |
研究実績の概要 |
・菅は経済センサス-基礎調査での導入が予定されている、ローリング・センサスのシミュレーションの研究を飲食業ウェブデータを用いて進め、ローリング調査においても、事業所を把握することは可能であるという結果を得た。その成果はモロッコで開催された国際統計学会(ISI)で発表された。 ・宮内は経済センサス-活動調査の精度向上のため、最近隣補定法を用いた欠損値の補完に関する研究の一環として、飲食業ウェブデータの併用による売上高の回帰係数に基づく補定の試みを行った。その結果、ウェブデータの活用が欠損値の補定に有効であるという結果を得た。その成果はモロッコで開催された国際統計学会(ISI)で発表された。 ・宮川及び菅は、経済センサス-活動調査の情報充実の一環として、小地域の観光経済規模推定手法を開発し、鉄道駅・路線別GDPの試算を行った。これは森が開発した経度・緯度情報などの位置情報を統計に活用する手法を応用したものである。 ・供給・使用表(SUT)の実現のために、経済センサスで生産物別売上高を把握することが重要であり、そのための生産物分類の策定が必要であるという認識が統計関係者の間で広まってきたことから、経済センサスの情報充実の一環として、元オーストラリア統計局員であるノーベルト・ライナー氏にコーディネーターを依頼し、生産物分類の専門家であるEU統計局のアナ・フランコ氏、米国センサス局のフェイ・ドーセット氏をわが国に招聘し、生産物分類に関する国際ワークショップを東京で開催した。
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