研究課題
基盤研究(C)
本研究は,市場経済への移行の中で急激に不平等が高まったロシアを事例とし,その是正策を探るべく,不平等のメカニズムを多角的に分析することを試みている。本研究の主要な分析結果は,ロシア国家社会扶助法はソ連時代の特権の色彩が強い制度であり,その結果,ターゲティングが上手く機能せず,所得格差の改善に失敗しているというものである。
ロシア経済.開発経済学.労働経済.