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2016 年度 実施状況報告書

MRIの普及と利用調査に基づいた医療技術評価分析モデルとガイドラインの作成

研究課題

研究課題/領域番号 15K03500
研究機関東北大学

研究代表者

佐藤 美帆  東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (70579622)

研究分担者 町田 好男  東北大学, 医学系研究科, 教授 (30507083)
別所 俊一郎  財務省財務総合政策研究所(研究部), なし, 総括主任研究官 (90436741)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードMRIの利用 / MRIの保有 / アンケート調査 / 医療機器 / 費用対効果 / 医療技術評価
研究実績の概要

平成28年度の計画は、アンケートの全国送付を行い集計と分析を行い、調査結果に基づいて、デシジョンツリーをベースとしたモデルの構築を行うというものであった。
1.アンケートの全国送付 MRIの普及および利用状況を調査するため、アンケート送付を行った。昨年度、MRIの保有および利用状況を調査するアンケートの作成を行い、試験的に宮城県内の108施設に送付を行ったが、調査は順調に進み、良好な回収率(52.7%)を得られたため、引き続き4月から6月にかけて全国5,338施設へアンケート調査票の送付作業を行った。10月末時点で2,253施設からの回答を収集し、回答率は41.4%と、橋本・別所らによる先行調査より21パーセント高く、これまで国内統計にも無かった国内におけるMRIの保有および利用状況を把握することのできる貴重なデータを得られたと考える。
2.アンケートの集計と分析 9月30日まで返送されてきたデータに関して、Microsoft Excelへ入力作業を行った。12月から1月にかけて、同ソフトウェアを用いて、選択回答の設問に関して1次集計を実施した。研究分担者による2次集計を年度内に行う予定であったが、所属機関の移動等もあり確認作業が遅れている。引き続き集計作業を行い、また自由記載の設問項目についての取り扱いの検討、および分析作業を行っていくが、詳細については「今後の研究推進方策 等」の項目で述べる。
3.モデルの構築 当初の今年度の予定にあった、モデルの構築については研究の遅れにより行っていない。詳細については「現在までの進捗状況」の項目で述べる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究代表者の出産、育児により実働期間が制限され、アンケート調査の実施、集計作業が遅れている。しかしながら、研究分担者、及び協力者の尽力により、本研究の骨格となるアンケート調査は無事終了した。今後も分担者、研究者の協力を得ながら進めていく予定である。

今後の研究の推進方策

計画より遅れが生じているため、目標の再設定を行った。当初はアンケート調査による国内のMRIの保有および利用状況をもとに、MRI設置適正化を図るため、医療従事者が利用できる費用対効果分析モデルを作成し、ガイドラインの作成まで行う予定であったが、今後はアンケート調査をメインとし、その集計と分析結果を最終年度内に公表することを目標とする。アンケート調査はすでに終了しており、その結果についても選択回答に関する1次集計は終了している。今後、研究分担者による2次集計の後、自由回答結果の取り扱い、及び分析方法について議論する予定である。本アンケート調査は、調査期間中に関心や期待を寄せる医療従事者からの問い合わせを多数受け、また良好な回収率も得られた。本調査結果を的確に分析し、広く公表していく事で公表データの有効な2次利用も期待されると考える。

次年度使用額が生じた理由

当該年度はアンケートを実施し、その実施費用に余裕を見て慎重に使用したため次年度使用額が生じた。

次年度使用額の使用計画

アンケートの集計に、研究分担者と共通のソフトウェアを使用することが好ましいと考えているため、そのライセンス料に充てる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Building Health Technology Assessment Model and Guideline based on Survey of MRI installation and Utilization in JAPAN2016

    • 著者名/発表者名
      Miho Sato
    • 学会等名
      The 72nd Annual Scientific Congress of the JSRT
    • 発表場所
      Yokohama, Pacifico Yokohama
    • 年月日
      2016-04-14 – 2016-04-17
    • 国際学会

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公開日: 2018-01-16  

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