研究課題/領域番号 |
15K03595
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
岡部 芳彦 神戸学院大学, 経済学部, 講師 (80551366)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | イギリス国立公文書館 / 検認遺産目録 / ブリストル / 消費経済 / 消費社会 / 公文書管理 / イギリス |
研究実績の概要 |
平成29年度は8月8日から24日まで、比較的長期の史料調査を行うことが出来た。主な史料収集先は科研費応募時に記載したのと同様のイギリス国立公文書館 (The National Archives)である。連日、そこで、カンタベリー大権裁判所に残るブリストル地域に関係する検認遺産目録の史料原本を請求し、デジタルカメラで撮影を行った。3年目ということで慣れてきたこともあり、比較的効率よく史料請求、撮影を行うことが出来て、今回は152例の検認遺産目録の撮影を行うことが出来た。 また、それらを活字化(transcription)することも順調で、昨年度には2本の論文をまとめることができた。それらは『神戸学院大学経済学』第49巻第3・4号で発表予定である。 また30年度もすでに2本の論文が完成に近い。本年度中に活字化した史料を用いてもう1~2本の論文を執筆し、平成31年度か32年度中にそれらの出版を目指している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成27年度、平成28年度と異なり、平成29年度は、順調に研究計画を遂行できた。平成30年度も引き続きそれを維持したい。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度も8月に長期の史料調査を予定している。現在、300例のブリストル地域の検認遺産目録の撮影が終わり、あと大体200例ぐらいではないかと思われる。それらを今回の史料調査でできるかぎり撮影したい。目標は全事例の撮影であり、それが完結したならば、カンタベリー大権裁判所の検認記録における一地域すべての検認遺産目録を収集したことになり、イギリスでも初めてのこととなる。 課題としては、史料収集よりも活字化に非常に時間がかかるため、その効率化を図りたい。
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