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2018 年度 実績報告書

支援と組織の持続性に関する研究;生態系モデルの老舗企業への適用を通して

研究課題

研究課題/領域番号 15K03601
研究機関静岡大学

研究代表者

舘岡 康雄  静岡大学, 工学部, 教授 (00510463)

研究分担者 泰中 啓一  静岡大学, 創造科学技術大学院, 客員教授 (30142227)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード経営組織 / 持続可能性 / パラダイムシフト / SHIEN / 幸福感 / 働き方
研究実績の概要

本年度は研究期間を1年延長し、課題となっているSHIEN学の海外への適用可能性を検証した。具体的には、日瑞外交樹立150周年の記念イベントの中でSHIEN学の基調講演が行われ、Shien-olgyとして紹介され、SHIEN相談会が実施された。当初は「個」が確立している社会では、「してもらう・してあげる」関係が起こらないと想定されていたが、SHIEN学による力を引き出し合う関係がドラスティックに構築され、北欧社会でもShien-ologyが有効であることが実証された。また、フィンランドでも紹介され、ミャンマーの経営者達へも研修で取り上げられ、企業の持続可能性にSHIENが不可欠であることが明らかになった。SHIEN学は文化や言語を超えて有効である可能性が高まった。
また、幸福学とのコラボレーションも行った。well-beingの視点から、SHIEN学と幸福学の違いが検討され、SHIEN学会年次研究発表大会で互いに発表を行った。方法としての幸福学と「在り方・生き方」「新たな科学」としてSHIEN学が対比された。
前年度より引き続き上場会社3社での13回のSHIEN学の検証、新たな中型病院の改革にて組織変容のメカニズムを精緻化・完成した。これを論文に纏めた。
こうした成果が雑誌『致知』、『アセッサージャーナル』に取り上げられた。
山城経営研究所と連携し、上場大企業の32名の次期役員候補者にSHIEN学を適用し、データ収集を行い。SHIEN(支援)原理が働き方、人間関係、組織間関係、業績に効果があることをチーム研究で明らかにした。
アウトリーチ活動として、札幌、東京、福岡、長崎でSHIEN学アドバイザー、Sマスターの養成講座を15回行った。倫理法人会、ICT関連企業などでSHIEN学の紹介を行った。一般の人が体験できるSHIENカフェも札幌、大阪、東京でシリーズ化した。

  • 研究成果

    (18件)

すべて 2018 その他

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (9件) (うち招待講演 4件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 適切行動の理に関する研究―利他の精神の認識と適切行動2018

    • 著者名/発表者名
      森本弘明,舘岡康雄
    • 雑誌名

      実践危機管理

      巻: 33 ページ: 125-132

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 看護職者の能力を活かす看護管理のありかたに関する研究-組織活性化に向けた研修システムの検討2018

    • 著者名/発表者名
      吉越光代、舘岡康雄
    • 雑誌名

      日本看護学会学術集会論文集

      巻: 49 ページ: -

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 看護職者の能力を活かし合う看護管理のあり方-看護管理者の組織活性化に向けた人材育成に関する実践報告2018

    • 著者名/発表者名
      吉越光代、舘岡康雄
    • 雑誌名

      認定看護管理者会優秀論文集

      巻: 1 ページ: -

  • [雑誌論文] 持続する経営と幸せな働き方;人が活きる企業が社会に生きる~ESプラスEH大作戦2018

    • 著者名/発表者名
      舘岡康雄、峯由嘉、常松雄大、長谷川雄司、藤田敬、古木誠、丸山祐貴仁、宮内尊明、八幡和憲
    • 雑誌名

      新たなる経営、新たなる道への提言

      巻: 29 ページ: 3-39

  • [雑誌論文] 利他性とSHIEN(支援)が生み出すマネジメント;スイミーを目指して~「そうは言っても」と言わないために~2018

    • 著者名/発表者名
      舘岡康雄、三島大輔、國生恭子、松本誠一郎、丸山幸次郎、森亮介、山口登喜雄、山田真一
    • 雑誌名

      新たなる経営、新たなる道への提言

      巻: 29 ページ: 41-77

  • [雑誌論文] Metapopulation dynamics in the rock-paper-scissors game with mutation: Effects of time-varying migration paths2018

    • 著者名/発表者名
      Takashi Nagatani, Genki Ichinose, and Kei-ichi Tainaka
    • 雑誌名

      J. Theor. Biol.

      巻: 462 ページ: 425-431

    • DOI

      10.1016/j.jtbi.2018.11.030

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Metapopulation model for rock-paper-scissors game: mutation affects paradoxical impacts2018

    • 著者名/発表者名
      Nagatani, G. Ichinose and K. Tainaka
    • 雑誌名

      J. Theor. Biol.

      巻: 450 ページ: 22-29

    • DOI

      10.1016/j.jtbi.2018.04.005

    • 査読あり
  • [学会発表] “KINDNESS AND SHIEN FOR A NEW AGE; SHIEN-ology and the paradigm shift”2018

    • 著者名/発表者名
      舘岡康雄
    • 学会等名
      日瑞外交樹立150週記念イベント(スウェーデン)
    • 招待講演
  • [学会発表] 個を大切に事業も地域も花開く~第3スペースからの招待状~2018

    • 著者名/発表者名
      舘岡康雄
    • 学会等名
      経済同友会静岡発表大会
    • 招待講演
  • [学会発表] 看護職者の能力を活かし合う看護管理のあり方に関する研究-組織活性化に向けた研修システムの検討-2018

    • 著者名/発表者名
      吉越光代、舘岡康雄
    • 学会等名
      第49回日本看護学会
  • [学会発表] 看護職者の能力を活かし合う看護管理のあり方に関する―看護職者の仕事への認識および満足度に影響を与える要因―2018

    • 著者名/発表者名
      吉越光代、舘岡康雄
    • 学会等名
      第60回全日本病院学会
  • [学会発表] 看護職者の能力を活かし合う看護管理のあり方に関する研究-看護職者の仕事への影響および満足度に影響を与える要因の検討-2018

    • 著者名/発表者名
      吉越光代、舘岡康雄
    • 学会等名
      第13回医療の質・安全学会学術集会
  • [学会発表] 看護職者の能力を活かし合う看護管理のあり方に関する研究-人材育成に向けたSHIENマネジメント介入による質的研究-2018

    • 著者名/発表者名
      吉越光代、舘岡康雄
    • 学会等名
      第13回医療の質・安全学会学術集会
  • [学会発表] 看護職者の能力を活かし合う看護管理のあり方―看護職者の仕事への認識および満足度に関する実践報告―2018

    • 著者名/発表者名
      吉越光代、舘岡康雄
    • 学会等名
      第13回医療の質・安全学会学術集会
  • [学会発表] SHIEN学と生産管理2018

    • 著者名/発表者名
      舘岡康雄
    • 学会等名
      ADAPユーザー検討会
    • 招待講演
  • [学会発表] 新しい時代を拓くSHIEN学2018

    • 著者名/発表者名
      舘岡康雄
    • 学会等名
      第14回SHIEN学会研究発表大会
    • 招待講演
  • [備考] SHIENアカデミー

    • URL

      https://www.shien-academy.jp/

  • [備考] SHIEN(支援)学会

    • URL

      http://www.second-sun.org/

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公開日: 2019-12-27  

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