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2017 年度 研究成果報告書

多角化の経済的価値:従業員の視点からの実証分析

研究課題

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研究課題/領域番号 15K03617
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経営学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

牛島 辰男  慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (80365014)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード多角化 / 内部資本市場 / 給与 / 従業員交渉力 / 資本構造
研究成果の概要

この研究では、企業の産業多角化が従業員にもたらす影響を、特に賃金に注目して実証的に分析した。多角化による内部資本市場の形成は、事業間のコインシュランスを通じて企業の安定性を高めるものと考えられるが、それが賃金に及ぼす影響は従業員の交渉力によって質的に変化する可能性がある。2001年から2010年の日本の上場企業のデータに基づく分析の結果は、この仮説と整合的である。具体的には、労働組合の無い企業では多角化が給与にマイナスの影響を及ぼすのに対し、組合の存在する企業では影響がプラスになることが示された。これは従来の研究では知られていない新しい発見である。

自由記述の分野

企業戦略、経営財務

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公開日: 2019-03-29  

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