Are Leadership Theories Western-centric? Transcending Cognitive Differences Between the East and the Westを執筆した。リーダーに注目する傾向が,物事との説明を個人の資質や行動によって行おうとする傾向,つまり「基本的認知の誤り」の一種であることを示し,この傾向が弱い東アジアでは,リーダーシップをそもそもリーダーフォロワーの関係と捉え勝ちであることを示した。文化によって,どのようなリーダー行動が好まれるのかはすでに明らかにされているとおりであるが,何をリーダーシップと見なすのかについての研究としてユニークな論考だと考えている。クレアモント大学のRonald Riggioが編集するWhat' wrong with leadershipの一章となる予定である, また,自己犠牲とリーダーシップ需要に関する査読論文の査読対応を行った。査読者のコメントが合わせて30項目以上にのぼり,想像以上に時間がかかった上に,投稿していたJournal of Applied Social Psychology誌からrejectの結果を受け取り,今後の対応を考えているとことである。 2つの原稿は,どちらも当該年度中に活字になるところまで行かなかったが,研究成果を国際的に発表するという当初の目的を達成しつつある。 また,10月にベルギーで開催されたILA(International Leadership Association)19回大会で,リーダーシップ幻想に最初に注目したJames Meindlについて行われた小セッションで報告を行い,参加者と意見交換した。
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