研究課題/領域番号 |
15K03639
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研究機関 | 宇部工業高等専門学校 |
研究代表者 |
内田 保雄 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 教授 (70321487)
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研究分担者 |
松野 成悟 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 教授 (30290795)
坂本 眞人 宮崎大学, 工学部, 准教授 (50196101)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | ビッグデータ / 可視化 / 中小企業 |
研究実績の概要 |
激化するグローバル競争環境下における、中小企業の勝ち残り戦略を支援するための情報武装ツールとして、中小企業に適合的なビッグデータ可視化システムを研究・開発することが目的である。すなわち、ビッグデータの収集・蓄積・解析・活用のための、導入が容易でかつ操作性に優れたフレームワークの追究を企図する。また同時に、中小企業における戦略性のある情報基盤のありかたや運用・管理時の問題点を実証的に解明することをも目指すものである。そこでまず、ビッグデータの企業への適用および中小企業における情報基盤に関するこれまでの研究蓄積、および最新の動向を体系的に整理した。この作業は、①文献研究をおこなう、②先進的な取り組みをおこなっている中小企業の事例を調査する、という方法により進めた。①については、ビッグデータおよび中小企業における情報戦基盤に関する主要な学術文献のサーベイとレビューをおこなった。とりわけビッグデータの利用を強力に推進している欧米の文献のサーベイに注力した。そして、欧米での先進的な事例が日本に応用可能かどうかについても検討した。また②については、ビッグデータの導入を積極的に推進している中小企業の状況を調査し、事例研究をおこなった。そして、さまざまなビッグデータ可視化システム構築の事例から、その効果や問題点を考察した。また、オープンソースのグラフ可視化プラットフォームであるGephiとCytoscapeを導入し、その機能や操作性について比較検討をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ビッグデータの可視化に関するこれまでの研究蓄積、および最新の動向の整理はほぼ完了 した。また、中小企業におけるビッグデータの可視化に関する主要な文献のサーベイとレビューについてもおおむね完了した。オープンソースのグラフ可視化プラットフォームであるGephiとCytoscapeを導入し、その機能や操作性について比較検討をおこなうことができた。ビッグデータの可視化の導入を積極的に推進している中小企業についての事例研究もおおむね完了した。
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今後の研究の推進方策 |
前年度の研究調査およびその分析と考察にもとづいて、ビッグデータ可視化システムの企画・設計の作業に入る。このフェーズでは、研究代表者と研究分担者でシステムの仕様について分析・検討を重ねることにより、仕様を確定していく。なお、研究が計画どおりに進まないときは中間成果発表を最小限に圧縮して研究補助者のマンパワーを増やすことで対応する。
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次年度使用額が生じた理由 |
参加予定国際会議を変更したため。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度の参加予定国際会議の参加費用に充当する。
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