| 研究課題/領域番号 |
15K03652
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| 研究機関 | 山梨大学 |
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研究代表者 |
竹之内 玲子 山梨大学, 総合研究部, 准教授 (30409627)
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| 研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| キーワード | 宇宙産業 / 航空機産業 / 後発国企業 / 国際比較 |
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| 研究実績の概要 |
本研究は後発国の航空機産業と宇宙産業の国際競争戦略に関するものである。当該分野は、自動車産業や電子機器産業等に比べるとその研究蓄積が少ない。それゆえ本研究は分析の空白地帯となっている領域に光を当てる研究と位置づけられる。
研究代表者はこれまで日本、カナダ、ブラジルの航空機産業の発展に関する研究を行ってきたが、航空機産業は技術力以外にも、宇宙開発との兼ね合い、政治的要因、経済的要因など様々な要因を考慮しなければ、その発展プロセスは解明できない。そこで本研究では航空機産業のみならず、宇宙産業にも焦点をあて研究を掘り進めてきた。また、航空機産業と宇宙産業の成長メカニズムを、日本、カナダ、ブラジル、インド、中国の企業を対象にして実証的に明らかにすることを目的としている。研究対象国を広げることにより、より地域や国の政策による相違点や類似点が明らかになると考えられる。
平成27年度は、ブラジルと中国の宇宙産業について調査を行った。両国は1990年代から共同で衛星プロジェクト進めており、両国はコラボレーションによりイノベーション創発能力を取り込みながら成長していることが観察できた。平成28年度以降も、ブラジル、中国の航空宇宙産業についてさらに研究を進めるべく、日本、カナダ、インドの宇宙航空機産業へと研究対象を広げる予定である。また、航空宇宙関連のサプライヤーデータ・ベースを構築し、サプライヤーマネジメントについても考察する。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
一般的にデータが入手困難と言われる、ブラジルや中国の航空宇宙産業に関する調査を進めることができたため。
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| 今後の研究の推進方策 |
今後も、ブラジル、中国の航空宇宙産業についてさらに研究を進めるだけでなく、日本、カナダ、インドの宇宙航空機産業へと研究対象を広げる予定である。また、航空宇宙関連のサプライヤーデータ・ベースを構築し、各国企業のサプライヤーマネジメントについても考察する予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
当初予定していた海外調査が、先方の都合で延期となったため、次年度に繰り越した。
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| 次年度使用額の使用計画 |
前年度に延期となったインタビュー調査を実施する。
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| 備考 |
http://www.ss.yamanashi.ac.jp/modules/kyoin/index.php?content_id=7
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