病院に就職して1・3・5年目の看護職者を対象に、職務遂行を困難にする要因を明らかにし、支援について検討することを目的に研究しました。看護師にインタビュー調査を行った結果、身体的側面と精神的側面における困難が導き出され、年数や役割により異なることがわかりました。現在、多くの病院では職員のキャリアアップに向けた院内研修が体系的に実施されていますが、これに加えよりよい労働環境に向けた取り組みを体系的に組み入れていくことが支援として必要と考えます。看護職者が抱えている困難を踏まえ、困難に直面した時の回復や対処にかかわるレジリエンス力を向上させるためのセルフマネジメント研修が有効と考えます。
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