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2018 年度 実績報告書

新興国市場戦略の一般理論開発に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K03685
研究機関日本大学

研究代表者

臼井 哲也  日本大学, 法学部, 教授 (60409422)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード新興国市場 / マーケティング戦略 / 経営資源 / 国際マーケティング
研究実績の概要

本研究の目的は日本発の新興国市場戦略の理論化にある。研究期間を1年延長し、H30年度が最終年度となった。本年度は、海外ジャーナルへ投稿準備ために、海外研究者を招聘しての複数のワークショップを開催した。4月、5月、そして1月に合計3名の研究者を招聘した。英国レディング大学ナルーラ教授、オランダのティルバーグ大学ヘナート教授、そして英国サッセックス大学河合准教授である。これらワークショップでは、本研究課題のテーマである、新興国市場へ参入してから概ね5年間の短期間における本国資源の活用のプロセスを検証する「リソース・リポジショニング・フレーム」を提示し、様々な角度から有益なコメントをいただくことができた。
とくに有益であったのは、リソース・リポジショニング・フレームをマーケティング分野に位置づけるのか、国際経営分野に位置づけるのかという根本的な問題を深く議論することができた点にある。理論的な系譜の先に新しいフレームを位置付けなくてはならない。そこでワークショップでの議論を踏まえ、マーケティング研究の分野に本研究を位置付けることとした。中でもマーケティングの実行能力に関する研究群である「マーケティング・ケイパビリティ」分野への貢献を本論文の目標に定めた。
これらワークショップでの成果を踏まえ、令和元年には、Academy of Internatinal Businessのアニュアル・ミーティングの国際マーケティングセッションにおいて報告を行う。これら複数のワークショップを踏まえ、海外ジャーナルの投稿先(ターゲット)を定めることができた。現在、採択に向けて取り組んでいる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Resource Repositioning Capability as an International Marketing Strategy2018

    • 著者名/発表者名
      Tetsuya Usui
    • 学会等名
      多国籍企業学会東部部会 第66回例会
  • [学会発表] 多国籍企業における外部化の論理と構築プロセス2018

    • 著者名/発表者名
      臼井哲也
    • 学会等名
      多国籍企業学会第11回全国大会
    • 招待講演
  • [図書] 国際マーケティング・ケイパビリティ2019

    • 著者名/発表者名
      諸上茂登・橋本雅隆・内田康郎・内堀敬則・馬場一・臼井哲也・深澤琢也・鈴木仁里
    • 総ページ数
      270:1章(諸上と共著)、4章(単著)、5章(単著)、9章(馬場と共著)を担当、
    • 出版者
      同文舘出版
    • ISBN
      4495649817

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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