研究成果の概要 |
本研究の目的は,新興国市場戦略の一般理論の開発にある。初年度には,過年度までの理論研究の蓄積を踏まえて「リソース・リポジショニング・フレームワーク(RRPフレーム)」を開発している。RRPフレームとは,本国市場において形成された資源ポジションの現地市場における変化を分析する枠組みである。企業は,制度的距離の大きい新興国市場の開発において,本国資源の束を解体し,それぞれの資源を「顧客選好の程度」と「希少性の程度」の2軸において再ポジショニングし,活用している。本研究成果は国内外の複数の学会ならびに学会誌論文として報告している。
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