研究課題/領域番号 |
15K03715
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研究機関 | 立命館アジア太平洋大学 |
研究代表者 |
藤井 誠一 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (00623430)
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研究分担者 |
李 根煕 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 准教授 (20635487)
中村 友哉 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(総合グローバル), 講師 (20618128)
川上 智子 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (10330169)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 新製品開発 / ラジカルイノベーション / キーパーソン人材 / プロダクト・チャンピオン / シリアル・イノベーター |
研究実績の概要 |
平成30年度は、学会発表、定量調査の実施、そして成果報告のための次年度の学会発表へ向けた準備を行った。 平成30年6月には、前年度実施したインタビュー調査について、その成果をポルトガルで行われた25th INNOVATION AND PRODUCT DEVELOPMENT MANAGEMENT CONFERENCEにて、発表した。発表のタイトルは、「Serial Innovators in Collectivistic Organizations: Conceptual Development and Propositions」であった。 平成29年度の時点で、定量調査に向けて80%の質問項目を特定できていた。残りの約15項目は、人材育成に関わるもので、特に”キーパーソンの経験”に関係していた。そこでこれらに関する先行研究をレビューしたが、その範囲は、経験・キャリア・個人特性・スキル・人的資源と比較的広いものとなった。同時に、個人内多様性についても、これらに関連する項目として該当することが分かった。 レビューした先行研究は全て英語文献であったが、これらから必要となる項目を抜き出し、事前に仮説として設定していた質問項目との比較を行った。その上で、これらを微修正し、英語の対訳を作成し、元文献となった英語との比較を行った。さらに、ネイティブスピーカーのチェックを経て、最終的な質問項目を完成させた。 そののち、発送・収集・データ入力を委託する調査会社と質問票の配布と回収について調整を実施した。そして平成30年内に発送準備を整え、平成31年1月中旬から1,596件に対して調査票の発送を行った。このうち、2月から3月にかけて、270件の回答が返送された。回収率は約17%であり、想定していた15%を上回ることができた。 これらと並行して、平成30年11月初めに令和元年6月に英国で開催される学会での発表の申込を行った。これは2名の査読者のレビューを経た後に受諾されたため、3月に分析や発表論文の執筆の準備を進めた。
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