「東アジアの消費者の製品評価と購買意欲への原産国、製品・国のイメージの影響の研究」という課題について、昨年度までは、原産国の製品購買における考慮する要因や製品評価などの課題に対して韓国、中国、日本、ベトナムの4ヵ国の被験者、すなわち、社会人と若者の比較研究を行ってきた。 そこで、本年度は、広い意味のマーケティングにおける原産国に関する研究の分野のうちの1つである消費者の自民族中心主義あるいは自民族優越主義の傾向について研究を進めた。この課題については、韓国、中国、日本の3ヵ国の被験者の比較検討を行った。 上記の3ヵ国の被験者は、それぞれの国の製品がもっとも良いと評価した。そして、結果の1つとして、製品ブランドを重視するか、企業ブランドを重視するかは、国によって異なっていることが明らかになった。
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