研究課題
基盤研究(C)
本研究の主たる成果としては,各国の金融発展程度と会計情報の質の関係の解明にあった.金融システムが発展するほど,様々な規制が強化され,また投資家が洗練することから,会計数値に対するモニタリングが強まると考えられる.ここで,我々は会計情報の質として,利益マネジメント(利益操作)に注目し,金融発展が進んだ国においては,利益マネジメントが抑制されるとの仮説を設定した.そして,37か国,56,830の観測値に対する検証の結果,この仮説が支持された.
財務会計