我々の研究課題は、「役員給与の税務をめぐる実証研究」です。特に、ストック・オプション税制における税制適格・非適格の選択に着目し、企業のストック・オプション選択と課税状態の関係を分析しました。3年間の研究期間において、その他に4分野の研究を行いました。それぞれ、確定給付企業年金における前払年金費用の積立、公益法人における個人寄附金収入、過少資本税制、および外国子会社配当益金不算入制度について研究しました。研究方法としては、実証的な検証を採用し、租税が納税者の行動に与える影響を分析しました。研究成果としては、雑誌論文6件および学会報告4件があります。
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