活動をグローバル化させている企業において、国内拠点と海外拠点のマネジメント・コントロール・システム(MCS)はどのように異なるのか、国内拠点と同一のMCSを用いる場合の海外拠点における工夫は何か、また、拠点間の情報共有の仕組みについて、文献研究・事例分析を行った。国内外の販売拠点の報酬システムの相違がある一方で、経営理念の浸透と経営理念に合った人材の採用の仕組みが用いられていること、公刊物による最適実践の共有の仕組みが明らかとなった。 研究の過程で、訪問販売に代わる顧客ニーズ収集の仕組みの必要性を認識したことから、製品企画時の顧客ニーズの収集方法など、原価企画の側面からも検討を行った。
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