研究課題
基盤研究(C)
日本の三池炭鉱、フランスのノール=パ・ド・カレー炭鉱、イギリスのロンダ炭鉱を事例として、炭鉱をめぐる集合的記憶、炭鉱の文化遺産化、産業遺産の活用による地域再生の試みなどについて比較研究を行った。その結果、脱工業化やグローバル化などによって衰退した地方工業都市が産業遺産の活用によって地域再生を図る点で三つの事例は共通しているものの、集合的記憶の内実や文化遺産化の過程に違いがみられた。それらの結果について、学会や国際シンポジウムで報告するとともに、学術論文や短文を執筆した。
文化社会学