研究成果の概要 |
本研究は,北海道・札幌市を対象に地域人口の減少過程をシミュレーションし、その結果をGIS(地理情報システム)に分解・投影し、地方創生の人口ビジョンや総合戦略の成果を地理的に「見える化」することを目指す。地方創生前後の地域人口動向を分析し、若者の進学・就職移動、高齢者の施設移動、外国人の移動の3つが少子化・高齢化、人口減少の主要因として作用することを明らかにした。また札幌市について過去の国勢調査(1995‐2015)と国立社会保障・人口問題研究所の地域人口推計(2013)を用い市区町村レベルの推計結果をGISで分解・投影し、小地域レベルの地理的分布とりわけ人口移動状況を地図化することに成功した。
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