グローバルシティの代表であるシンガポールについて、芸術文化制度を観察の起点において、文化社会学・文化経済学などの観点から、学際的に調査・研究することを目的とした。様々な文化施設、様々な図書館、シンガポール国立大学・南洋工科大学などの研究者にインタビューをして、また芸術文化関係の役所・関連施設なども訪れ、基本的な資料を収集した。その結果として、1993年より継続してきた、シンガポールの文化制度の実証的な研究を、グローバル化と関連付けて、その歴史的な展開を、報告書の形で、3章立ててまとめることができた。また、学会発表や様々な場所での発表、様々な論文にまとめることもできた。
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