研究課題
基盤研究(C)
2000年以降5年毎に行われてきた 社会保障に関する全国意識調査の結果の推移を整理した.その結果2010年までは高福祉高負担を支持する者の割合が増加 傾向にあったが,2010年から2015年にかけては反転して2000年の水準に戻ったことを明らかとなった。しかしその支持構造は異なっており,年齢の効果が弱まったる.若者の社会保障場慣れと言った現象を観察することはできずなかった.また高齢者がとりわけ社会保障のかくだいを望むとの傾向も観察されなかった.
福祉社会学
4回の藩部区横断調査の結果を武運席することによって、日本人の福祉意識の時系列を観察できることになったことが学術的意義である.また,社会保障制度の設計を行うさいに,社会意識面での斟酌基準を提供したことが社会的意義だと思われる.