(1)社会福祉省(MoSVY)の全面協力を受けながら、カンボジア国内の都市部と農村部の高齢者を対象にアンケート調査を実施した。調査結果分析から、介護問題や社会生活支援の必要性が示唆された。カンボジアは社会福祉分野が未開発であるために、高齢者福祉に関する法整備は皆無状態にある。今後は社会福祉システムを確立させ、社会福祉制度の整備や専門職の人材育成・養成は不可欠であることが急務である。 (2)2017年8月に『高齢者福祉セミナーinカンボジア』を開催した。15省庁の職員、カンボジア王国赤十字社、国連、国際NGO団体、高齢者団体から多数参加した。セミナーでは、高齢者の生活実態調査の研究成果を報告した。
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