研究課題/領域番号 |
15K03962
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研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
菊池 義昭 淑徳大学, 長谷川仏教文化研究所, 嘱託研究員 (50258927)
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研究分担者 |
南雲 勇多 東日本国際大学, 経済経営学部, 准教授 (00781543)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 岡山孤児院 / 石井十次 / 音楽幻燈隊 / 賛助員 / 茶臼原農場学校 / 松本圭一 / 児童愛護デー |
研究実績の概要 |
本年度は、コロナ下で資料調査が十分にできなかったが、岡山孤児院が2つの災害から収容した貧孤児等の、音楽幻燈隊員としての活躍の内容や殖民として独立する状況をまとめ、かつ、同院の財政を支えた賛助員募集の実態や同院の実践の延長上にある児童愛護デーの運動を、子どもの権利保障の視点から解明、分析し、次のような論文等にまとめた。 ①「岡山孤児院の音楽幻燈隊の設立時の巡回活動(運動)の実態(2)-1898年2月の愛媛県桜井村から5月の高知県安芸町までを中心に-」『石井十次資料館研究紀要』第21号、2020年8月、32頁-73頁、単著。②「1923年の岡山孤児院の茶臼原農場学校卒業生等の2つの殖民村での独立自活の実態-個々の殖民への独立助成の内容を中心に-」『同紀要』第21号、2020年8月、127頁-184頁、単著。③「岡山孤児院の音楽幻燈隊の設立時の巡回活動(運動)の実態(3)-山陰地方の島根県等から岡山県内,香川県内と神戸市までを中心に-」『地域社会福祉史研究』第9号、2021年3月、1頁-62頁、単著。④「1899年の岡山孤児院の音楽幻燈隊の巡回運動の実態(1)-大阪市などの関西地方の都市部等での音楽幻燈会を中心に-」『東北社会福祉史研究』第39号、2021年3月、1頁-21頁、単著。⑤「1899年の岡山孤児院の音楽幻燈隊の巡回運動の実態(2)-東京市と横浜市での音楽幻燈会を中心に-」『千葉・関東地域社会福祉史研究』第45号、2021年3月、1頁-45頁、単著。⑥「1900年と1901年の岡山孤児院の賛助員の全国的な支援ネットワークシステムの構築の実態」『社会学研究』第41巻第2号、2021年3月、103頁-192頁、共著。⑦「1925年の児童愛護デー関連の全国的な運動の展開」『長谷川仏教文化研究所年報』第45号、2021年3月、35頁-102頁、単著。
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