研究課題/領域番号 |
15K03992
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
清水 隆則 龍谷大学, 社会学部, 教授 (30278981)
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研究分担者 |
安田 誠人 大谷大学, 教育学部, 教授 (00342105)
岩満 賢次 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (00454893)
栗田 修司 龍谷大学, 社会学部, 教授 (10215064)
熊谷 忠和 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (30341655)
八木橋 慶一 高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (70570349)
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研究協力者 |
Everton Gareth
Warren-Adamson Chris
Saadik Karin
Nice Carolyn
Howe Katrin
Garrod Glen
Webb Sarah
島田 薫
星 奏衣
小林 隆
本谷 徳康
西川 佳那子
河原畑 裕子
Koen Duyck
Masterman Jan
Branson Lynn
Hauspie Michael
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 地方自治体社会福祉運営 / 高齢者ケアマネジメント / 障害者ケアマネジメント / 児童ケアマネジメント / スクールソーシャルワーク / 児童虐待対応 / コミュニティ・プロフャイリング |
研究成果の概要 |
地方自治体の社会福祉サービスについて、日本、英国、ベルギー及びスイスとの比較調査を行った。高齢者・障碍者サービスでは、ケアマネジメントの比較を行い、総合相談窓口の対応、振り分け法、アセスメント、レビューの方法に関して現地調査し、利用者中で切れ目のない制度運営法の知見を得ることができた。児童サービスについては、一般的サービスから疑わしいケース、そして緊急虐待対応まで切れ目のない対応方法を現地調査し、日本と比較した。さらにスクールソーシャルワークの比較を行った。考え方、対象範囲、介入の違いにつき明らかにできた。現地において、福祉計画の基礎となる地域のニーズと資源の調査方法につき調査した。
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自由記述の分野 |
社会福祉
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の地方自治体の社会福祉サービスは、制度が相次いで創設され複雑化してきている。今日、制度の中身、特に効率、効果的な制度運営が求められている。英国の成人と児童におけるケアマネジメントの知見は、利用者中心の包括的で切れ目のない制度運営が行われており、地域包括ケアを目指すわが国の地方福祉行政の実際の運営に大きな示唆を与える成果である。一般サービスから緊急対応まで切れ目のない英国の児童虐待対応とスイスのスクールソーシャルワークは、虐待対応やいじめ等わが国自治体の児童福祉サービス運営に大いに役立つ知見を得た。コミュニティ・プロファイリングの出版によって、わが国の地域福祉に貢献した。
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