スウェーデンのストックホルム市とその近郊都市、ヨーテボリ市、そして地方都市のベステローズ市において、労働統合型社会的企業(WISEs)と政府の関連機関などの訪問聞き取り調査を行った。 第1に、スウェーデンのWISEsは、2重のビジネスを行っていることである。一つは生産した財サービスを市場で販売すること、もう一つは公的部門に、障害者や長期失業者たちのためのリハビリと職業訓練を販売していることである。第2に、雇用者と利用者が区別され、雇用者には給与が支払われるが利用者には支払われない。利用者は社会保障給付を受給している。第3に、意味のある労働ということばで、社会性が重視されている。
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