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2017 年度 実績報告書

内発的将来目標に根差したリーダーシップ育成による効果的なキャリア発達に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K04080
研究機関高知工科大学

研究代表者

鈴木 高志  高知工科大学, 共通教育教室, 准教授 (90725938)

研究分担者 村上 達也  高知工科大学, 共通教育教室, 講師 (00743791)
鹿嶋 真弓  高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 准教授 (10644362)
中村 直人  高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (30207899)
西村 多久磨  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 学術研究員 (30747738) [辞退]
福住 紀明  高知工科大学, 共通教育教室, 客員研究員 (80801878)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードリーダーシップ行動 / アスピレーション / 内発的将来目標 / キャリア意識
研究実績の概要

本研究プロジェクトでは、高校生のリーダーシップ行動に関する尺度を開発し、その尺度を用いて以下の3つの研究を行った。それらは、第一に、リーダーシップの背景要因として教師の影響及び学級における生徒の適応感の検討を行い、第二に、人生の目標を自己成長や社会貢献におく将来目標である「内発的将来目標」に基づくリーダーシップ行動と、キャリア発達との関係の検討をおこなった。そして、第一および第二の検討の結果を踏まえて、第三に、内発的将来目標に基づくリーダーシップ行動を育成するために開発したグループワーク手法の効果検討を行った。
これらの研究によって、第一に、教師の自律性支援的かかわりが、生徒のリーダーシップ行動に正の影響を与えている可能性のあることが分かった。また、第二に、2つの将来目標の中でも内発的将来目標は、人生の目標を金銭的成功や名声獲得等におく将来目標である「外発的将来目標」に比較して、リーダーシップ行動とより深く関連することが分かった。さらに、リーダーシップ行動が内発的将来目標に基づく場合、内発的将来目標の直接的な効果によって、生徒の学級内での適応感(承認感)を高める可能性のあることが分かった。また同時に、内発的将来目標に基づくリーダーシップ行動は、キャリア意識の発達をより良く高める可能性のあることも示唆された。最後に、第三として、グループワークを通じて、指導の中で内発的将来目標を強調することで、教育活動の中において、リーダーシップ行動を育むことが可能であることが示された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] リーダーシップ行動と学校生活満足度の交差遅延効果モデル2017

    • 著者名/発表者名
      鈴木高志・福住紀明・村上達也・西村多久磨・鹿嶋真弓
    • 学会等名
      日本心理学会第81回大会 (久留米シティプラザ 福岡県久留米市)
  • [図書] 動機づけと学習意欲 はじめて学ぶ教職 第5巻2018

    • 著者名/発表者名
      鈴木高志
    • 総ページ数
      16
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2018-12-17  

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