| 研究課題/領域番号 |
15K04094
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| 研究機関 | 関西学院大学 |
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研究代表者 |
菅原 伸康 関西学院大学, 教育学部, 教授 (70412913)
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| 研究分担者 |
渡邉 照美 佛教大学, 教育学部, 准教授 (60441466)
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| 研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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| キーワード | 障がい児者 / 家族 / きょうだい / アイデンティティ |
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、家族成員間の相互の影響に着目し、障がい児者を家族にもって生きるということが、家族成員にとってどのような経験であり、どのような意味をもつのかについて、個と関係性のアイデンティティの視点から明らかにすることである。平成２８年度は、障がい児者家族のアイデンティティについての研究動向の理論的検討と障がい児者家族成員であることによる葛藤の経験内容とそれを解決していく手がかりを明らかにするために、内諾のとれている家族（母親、父親、きょうだい）に面接調査を実施した。その実績を以下に記す。
・２０１７年３月１０日、１１日に面接調査を行った。
・日本質的心理学会第１３回大会（於名古屋市立大学）で発表した。
・共同研究者との打ち合わせを５回行った。
・面接調査を行った母親と原稿の打ち合わせを行った。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通り、平成２８年度は、障がい児者家族のアイデンティティについての研究動向の理論的検討と障がい児者家族成員であることによる葛藤の経験内容とそれを解決していく手がかりを明らかにするために内諾のとれている家族（母親、父親、きょうだい）に面接調査を実施することができた。
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| 今後の研究の推進方策 |
平成２８年度の面接調査で不明な点を中心に聞き取り、音声データを文字化した原稿を調査協力者に確認・修正してもらい完成させる。
平成２８度中にTEM図を作成し、その図を基に家族間での相互作用について解明する予定であったが、面接者である調査協力者の生の声を分析し、インタビュー内容の家族間比較を検討する方が、個と関係性のアイデンティティの視点から明らかにすることが効果的であると考え、平成２９年度は、TEM図での分析と量的アプローチである質問紙調査ではなく、面接調査を中心に質的な視点から「個と関係性のアイデンティティ」を明らかにすることを目指す。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
計画していたより、効率的に面接調査が行えたことにより、出張旅費を抑えることができたため、未使用額が生じた。
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| 次年度使用額の使用計画 |
音声データの文字化作業の謝金に充てる。
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