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2019 年度 研究成果報告書

大規模公的試験の解像度分析と資格試験データベースの整備に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K04102
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教育心理学
研究機関独立行政法人大学入試センター

研究代表者

荘島 宏二郎  独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 准教授 (50360706)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワード潜在ランク理論 / テスト理論 / 多変量解析 / 教育測定 / データベース / 項目反応理論 / 大学入試センター試験
研究成果の概要

テストは、0~100点満点のような解像度で評価できるほど、解像度の高い測定道具ではない。せいぜい、5~20段階くらいで評価できるほどの測定道具である。潜在ランク理論は、学力を段階評価しながら標準化する測定理論である。また、潜在ランク理論を用いて、各テストが何段階で評価できるのかという解像度を調べることができる。潜在ランク理論を用いて、センター試験の解像度を調査し、それにもとづくデータベースを構築することが本研究の目的である。本研究により、科目特性に大きく影響を受けることが分かった。概して、言語テストや理科のテストは、解像度が高くなりやすく、社会科のテストは解像度が高くなりにくい。

自由記述の分野

心理統計学

研究成果の学術的意義や社会的意義

テストは1点刻みで学力を評価するほどの解像度はない。例えば、α係数などの信頼性係数を計算すると、テストデータで0.9を超えることはほとんどない。つまり、テストが測定しているものの内、10%は測定誤差である。しかし、そのような科学的、学術的知見が巷間で認識されているとはいえず、テストでは1点でも高くとるような指導がされている。
ただし、選抜場面では、テストを1点刻みで評価することは、テストを道具として見たとき有用である。しかし、診断場面では必ずしも1点刻みの評価が有用であるとは言えず、段階的な評価をするくらいで十分なことが多い。本研究では、テストが何段階で評価することができるかを調べている。

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公開日: 2021-02-19  

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