主な研究成果は以下通りである。①空間性注意における方向性バイアスの簡易な測定法であるGrayscales taskの基本的な性質を明らかにするとともに、特殊な読みの文化を持つ日本人の基準データを整備した。②学習の定着に及ぼすテスト効果(testing effect)について,1年間という超長期のスパンで検討を行い、テスト効果が生じることを確認した。③利き足の性質とその測定法について、好みの利き足とパフォーマンスの利き足の両面から研究を行った。その結果、利き足の定義そのものについて更に検討か必要であることが分かった。④高次脳機能障害者にも適用可能なマインドフルネス・プログラムの作成を試みた。
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