研究課題/領域番号 |
15K04213
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
山田 雅彦 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30254444)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 課題非従事行動 |
研究実績の概要 |
課題非従事行動への対処法をめぐる教員養成とOJTの課題について、公立小中学校78校と市区町村教育委員会53箇所に質問紙調査を実施した。 OJTでも活用可能な、課題非従事行動に対処する上で有効と考えられるトレーニング法を試作し、学部学生への試行を行ってその結果を口頭発表(「児童・生徒の想定外の応答に対処するための独習プログラムに関する実践報告―課題非従事行動への対処法に関する学部教育と初任・若手期OJTとの連携に関する研究―」『日本教師教育学会第25回研究大会発表要旨集』54-55頁 信州大学 2015年9月)にて発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定していた、教員養成課程で課題非従事行動への対処法を学んだ教師の追跡調査は、受け入れ校への負担が大きく見直しのやむなきに至った。 次善の策として、OJTでも活用可能な課題非従事行動に対処するためのトレーニング法を試作するとともに、課題非従事行動をめぐる教員養成と校内研修・OJTの課題について、小中学校と教育委員会に調査を行い、全体的傾向の把握を試みた。 質問紙調査により、より大規模な質問紙調査を行うための基礎資料を入手することができた。また、質問紙調査の際に、小中学校に試作したトレーニング法を校内研修等で実施することを依頼して効果の追跡調査を行う準備が整った。
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今後の研究の推進方策 |
小中学校への大規模な質問紙調査により、課題非従事行動をめぐる教員養成と校内研修・OJTの課題について一般的な傾向を把握する。質問紙調査に、試作ずみのトレーニング法を校内研修で実施させていただく旨依頼状を同封し、受け入れてくださった学校でトレーニングの効果を追跡調査する。
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次年度使用額が生じた理由 |
必要な物品等の購入後、計画している物品の購入予定金額に満たない残金が出たため。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度の予算と合算して消耗品に使用する。
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