研究課題
基盤研究(C)
本研究では、ガダマーの哲学的解釈学と一般教養論に依拠しつつ、学習者の問いを喚起する教養教育の可能性を提示する。ガダマーによれば、教養教育は自由と連帯を希求する対話の過程とみなすことができる。このような対話を促すためには、学習者にとって問いとなるテクストや事物を提示する必要がある。この観点から、テクストとの対話、他者との対話、自己自身との対話から成る解釈学的な研究実践は教養教育の議論において示唆に富む。
教育哲学