研究課題
研究の目的は以下の三点であった。①自閉症児を中心とした発達障害児の教育実践における教育目標・教育評価の構造を明らかにすること。その際、「人と共鳴し共感すること」「創造的に考えること」の内容と方法に研究の視点を置く。②社会性の障害に対して「社会適応的行動の獲得」だけでなく、社会性そのものの発達を教育目標として設定可能であるかどうかに研究の視点を置く。③特別支援学校における個別の教育支援計画、個別の指導計画、年間指導計画、成績表、通知表などを分析検討する。この目的を達成するため、2017年度は、以下の共同研究を行った。①第1回、7月16日、17日、報告(1)「資質・能力論」と障害児教育-学習指導要領改訂との関連、三木裕和(鳥取大学)、報告(2)訂学習指導要領にどう臨むか、石田誠(京都府立与謝の海支援学校)、指定討論:越野和之(奈良教育大学)、別府哲(岐阜大学)、報告(3)この子と歩む~今日も一日”おつかれさん”原田文孝(元兵庫県立いなみ野特別支援学校)、報告(4)高等部専攻科「お笑い」の取り組み、澤田淳太郎(鳥取大学附属特別支援学校)、指定討論:赤木和重(神戸大学)、國本慎吾(鳥取短期大学)、その後、出版に向けての執筆者会議。②第2回、11月3日、4日、報告(1)TV番組「みんなの学校」視聴、および合評、指定討論:大島悦子(大阪市立高倉小学校)、報告(2)越野和之、「障害児教育の教育目標・評価に関する研究、まとめに向けて(出版第1巻を念頭に)、指定討論:(原田文孝)、報告(3)三木裕和、「障害児教育の教育目標・評価に関する研究、まとめに向けて(出版第2巻を念頭に)、指定討論:別府哲。その後、執筆者会議。③第3回、公開研究会、実践報告、大島悦子「友だちが心に灯った時 『ごめんなさい』のことば」、対談:三木裕和、越野和之、大島悦子。この他に出版に向けての執筆者会議。
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地域学論集
巻: 第14巻第3号 ページ: 65-70
人間発達研究書紀要
巻: 第30号 ページ: 62-78
神戸大学大学院人間発達環境学研究科紀要
巻: 10巻2号 ページ: 221- 230