次年度使用額が生じた理由 |
主要な理由は、人件費・謝金の未使用である。人件費として、主に観察の録画データの文字化の謝金を計上していたが、これを最終年度に繰り越した。観察場面において、子どもの行動及び発話を丁寧に文字化するためには、予定(録画時間の3倍)よりも大幅に時間を要する。そのため、全データを網羅的に文字化するのではなく、全体を見通して分析枠を明確にし、場面を焦点化して文字化を実施することにした。そのため、平成30年度の分析は、筆者による活動のインデックス作成、活動概要のまとめ、分析枠の検討とし、令和元年度に、全体の観察結果を見ながら、場面を焦点化した録画データの文字化を依頼することとした。 令和元年度は、832,000円の予算を使用する予定である。(a)縦断研究にかかわって、物品費(インクトナー等)82,000円とデータ文字化のための人件費200,000円で、合計282,000円を予定している。(b)横断研究では、視察調査のための旅費350,000円(デンマーク、2月4泊5日予定)を使用予定である。 その他、学会での成果発表のための参加費・交通費200,000円(PECERA 台湾、旅費150,000円:7月3泊4日、参加費50,000円)の使用を計画している。
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