いじめ・不登校等の教育課題が増加傾向にある中、それらの問題に対処療法的に対応するのではなく、根源的な原因を解決する「教育改善プログラム」の構築を目指した。そのために「子どもの意識と行動の構造」を可視化し、その構造に適合した「効果のある指導」を組織的省察を通して策定し、展開する「効果のある学校づくり」を開発した。 小学校3校、中学校3校、高等学校4校に導入し、子どもの学びへの意欲や生活の安定と教職員の組織化が同時に具現化され一定の効果が検証された。小さなエネルギーで大きな効果を生み出す「効果のある学校づくり」の基本モデルが構築されたことは、学術的にも実際の学校教育においても意義ある研究となった。
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