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2018 年度 実績報告書

小学校への移行期における「学び」を評価する実践ツールの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K04308
研究機関山梨大学

研究代表者

大野 歩  山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (60610912)

研究分担者 七木田 敦  広島大学, 教育学研究科, 教授 (60252821)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード幼児期の学び / 保幼小接続 / 保育評価 / スウェーデン
研究実績の概要

本研究は、幼児期の教育から小学校教育の円滑な接続のために、幼児期における「学びの芽生え」と「自覚的な学び」を可視的に捉えるツールとして、スウェーデンで実践されている「ペガゴジカル・ドキュメンテーション(教育学的実践記録)」という手法を援用し、その実践可能性について明らかにすることを目的としていた。
当初予定では、2016年にスウェーデンでの現地調査を行う予定であったが、学内業務や調査受け入れ先との調整の関係で、調査の実地が2018年度になった。そのため、文献調査を先行させることにより、スウェーデンの保育・教育政策や保育実践が独自の「生涯学習型保育モデル」によって展開されていることを明らかにしたうえで、2017年度の現地調査において、幼児期における学びの捉えとその理解をドキュメンテーションを活用しながら可視化する実践の観察と、それにかかわる保育者へのインタビューを行った。
その結果、保育者が実践を行い、ドキュメンテーションを作成していく過程で、子どもから情報を受け取り、子どもの考えを活用することで、子ども個々の価値を意識し、彼ら固有の学びへのアプローチを継続的に反映した活動を編成することができると考えていることが示された。またそれ故に、保育者は子どもの声を「学びのための資産」と捉え、尊重していることも明らかとなった。
2018年度は、それら研究成果をま発表することを目指した。まず、日本保育学会第71回大会にて、口頭発表を行った(大野歩・七木田敦「スウェーデンにみる生涯学習型保育について―2018年のナショナルカリキュラム改訂に向けて―」2018年5月12日 於:宮城学院女子大学)。また、その内容をもとにした論文をまとめ、現在投稿中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] スウェーデン2019

    • 著者名/発表者名
      大野歩
    • 雑誌名

      諸外国における保育の質の捉え方・示し方に関する研究会 報告書

      巻: なし ページ: 88-113

  • [学会発表] スウェーデンにみる生涯学習型保育について ―2018年のナショナルカリキュラム改訂に向けて―2018

    • 著者名/発表者名
      大野歩・七木田敦
    • 学会等名
      日本保育学会

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公開日: 2019-12-27  

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