本研究は、グローバル化と急速な技術革新が進行する中、中国とインドの2大新興国を事例に取り上げ、90年代以降の両国における産業人材育成システムの変化とその要因を明らかにした。具体的には、国全体、産業、教育機関、企業の4つのレベルを取り上げ、グローバル化に伴う経済環境の変化に対応して、両国の政府(中央・地方政府)が産業人材育成政策・制度をどのように変化させているか、どのような要因によって、職業技術教育・訓練(Technical and Vocational Education and Training: TVET) 機関・企業での産業人材育成パターンの変化がもたらされたか、などを解明した。
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