研究課題
2018年4月28日から5月1日にかけて、ペルー・カトリック大学を会場として開催された「米国ラテンアメリカ学会(Latin American Studies Association)」の国際年次大会に参加し、本研究課題に取り組んだそれまでの2年間の研究成果を基に、「ラティーノ・ディアスポラへの学際的アプローチ」を掲げるパネルにおいて、Challenges of Accelerating Latino Student Success at "Hispanic-Serving Institutions" in Southern California と題する発表を行った。本研究の成果を様々な国の研究者に直接報告できたことは、極めて有意義であった。大会では、移民と統合、教育と差別、新自由主義と高等教育、国際移民と都市、滞米メキシコ系移民、多様の中の統一と教育実践、権利の回復、教育と共生、教育機会の平等、米国南部の人種民族的変遷等、多様なテーマのパネルに出席し、本研究課題を通じ培った知見に基づき、世界各地の研究者らと意見交換を行った。2018年8月の現地調査では、マイアミ大学キューバ・キューバ系米国人研究所のAndy Gomez 所長へのインタビューを実現できたほか、フロリダ国際大学では移民教育関連の貴重な資料を入手することができた。プエルトリコ大学では、人文学部や教育学部等でそれぞれの役職者・教員らと面談を行い、プエルトリコにおけるラティーノ研究や教育状況等について聞き取り調査を行った。とりわけ教育学部副学部長のLoida Martinez氏からは、プエルトリコにおける教育の歴史に関する貴重な文献を複数ご紹介いただいた。サグラド・コラソン大学では人文社会学部を訪問し、学部長のAlfredo Nieves氏らと、高等教育の実情や米国本土への若者の流出問題等について議論した。
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LASA 2017 Congress Papers (https://lasa.international.pitt.edu/auth/prot/congress-papers/Past/lasa 2017/)
巻: XXXV ページ: pp.1-27