算数数学学習におけるつまずきと支援に関する質問紙調査とテスト調査,訪問調査の結果をもとに,算数数学学習におけるつまずきと支援を学習内容と学習活動の2つの観点から体系的に整理するとともに,その結果をもとにつまずきを改善するための指導プログラムを「学級全体に関する支援」と「個別の児童生徒に対する支援」の2つの観点から開発し,指導実践を通して有効性と課題を考察した。 指導プログラムでは,算数数学に関する側面と学習者に関する側面にも留意するとともに,①つまずきの実態把握と評価の方法,②つまずきの体系化をもとにしたつまずき間の関連を考慮した支援,③多層的な支援,④ICTの活用などを検討し開発を行った。
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