研究課題/領域番号 |
15K04428
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
裴 光雄 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (60263357)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 国際経済リテラシー / 日韓 / 教員養成系大学 / 設問調査 / 比較研究 / 韓国2015改訂教育課程 / 日本2020新学習指導要領 / 経済教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、まず日韓の教員養成大学における学生たちに実施した,国際経済リテラシーに関する予備的な設問調査の結果と今後の本格的な調査課題を明らかにした。具体的には、日本A教育大学,韓国B教育大学,韓国C師範大学の学生たち=予備教師たちに国際経済リテラシーに関する設問調査を実施し、各大学学生の全体正答率を導出して,その差異の原因について推論した。 次に「カリキュラム及び授業単元開発に関する研究」に関して、韓国における経済教育の系統性に焦点を当てて、小・中・高の社会科教育の経済領域で、希少性、機会費用、合理的選択がどのように取り扱われているのか、その特徴と問題点について、示唆点を抽出した。
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自由記述の分野 |
日韓経済教育比較研究
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日韓の国際経済リテラシー調査については、本研究で初めて実施され、その成果は日韓の学術雑誌に掲載されている。日韓共同研究の成果であるという点で学術価値が高い。ただ、中国に関しては諸事情で調査ができなかったことが、惜しまれる。 カリキュラム及び授業単元開発に関しては、大阪教育大学経済教育研究会編『経済教育論序説』大学教育出版社、2020年5月刊行予定の第11章「日韓の経済教育に関するカリキュラム・マネジメントからの比較考察」で公表される。日韓の詳細な教科書の比較分析は学術的な価値がある。なお、同上書は現職の学校教員と大学教員が共により良き経済教育の理論と実践を目指し、その成果を著している。
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