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2016 年度 実績報告書

自閉症児童に蓋然的推論等の論理的思考力を育成する算数科指導に関する一考察

研究課題

研究課題/領域番号 15K04456
研究機関帝京大学

研究代表者

中島 繁雄  帝京大学, 教育学部, 教授 (90711680)

研究分担者 清水 静海  帝京大学, 教育学部, 教授 (20115661)
研究期間 (年度) 2015 – 2016
キーワード算数科の教育 / 蓋然的推論 / 論理的思考力 / 自閉症スペクトラム / 帰納的推論 / 関数的な考え
研究実績の概要

帝京大学教育学部初等教育学科の中島ゼミと京都市立小学校との小大連携(京都市教育委員会との連携・協力)による研究体制を確立し、通常学級に在籍する自閉症スペクトラムと診断されている児童をはじめとするすべての児童に、蓋然的推論等の論理的思考力の育成を目指す算数か授業の構築を推進することを目的として展開されてきた。初年度(平成27年度)は、京都市立小学校との連携について京都市教育委員会の協力を得て2校(修学院第二小学校、桃山東小学校)を研究推進校として指定し、研究の実践的展開のフィールドとすることができた。併せて、5校の協力を得て、若手教員の授業観察並びに、研究課題に関する授業実践を行い、それらの記録を作成した。それらの記録に基づいて、蓋然的推論等の論理的思考力の育成にかかわる実践的課題を整理した。さらに、授業実践を通じた実践的研究と併行して、蓋然的推論等の論理的思考力の育成にかかわる理論的研究も展開し、国内外先行研究を分析・整理し、授業分析の枠組みの作成を展開した。次年度(本年度)は、初年度の研究を踏まえ、その精緻化に重点を置いて展開することとした。また、蓋然的推論等の論理的思考力については、数学的推論に関することと数学的内容にかかわることの二つに大別し、前者から帰納的推論と類推的推論を、前者からは集合の考えと関数的な考えをそれぞれ取り上げ、焦点化して研究課題に取り組むこととした。研究半ばで研究代表者の逝去という悲しい事態に遭遇したが、今年度前半では帰納的推論と関数的な考えに重点を置いた展開ができ、授業記録の作成とそれに基づく分析をした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 算数科の本質に迫る「アクティブ・ラーニング」 -算数科における「主体的・対話的で深い学び」の実現- 「第3部 提案と協議 清水静海、中川慎一、清水宏幸、笠井さゆり、山越励子、蒔苗直道」2016

    • 著者名/発表者名
      新算数教育研究会編著(清水静海、笠井健一、金本良通、石田純一、他17名)
    • ページ
      171-211
    • 総ページ数
      213
    • 出版者
      東洋館出版社

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公開日: 2018-01-18  

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