研究課題/領域番号 |
15K04463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
森田 真樹 立命館大学, 教職研究科, 教授 (60340486)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | グローバルな資質 / 国際教育 / 社会科教育 / アメリカの教育 / 教師教育 |
研究成果の概要 |
本研究を通して、現代米国社会科においては、NCSSや各州のカリキュラムなどにおいて、グローバルな資質の育成はより強調されているようになっているが、そこには、従来のグローバル教育からの影響と、教育の国際化課題からの影響という、2つの文脈からの影響があることが明らかとなった。また、多文化社会への対応も、グローバルな資質の育成には重要な役割を果たしている。教員の養成では、グローバルや国内の諸問題を知識として理解させるというよりは、教員自身が、諸問題の解決に関与しようとする姿勢を持つことも重視していることが分かった。
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自由記述の分野 |
社会科教育 教師教育 国際理解教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
米国社会科を対象とする研究はあるが、グローバルな資質能力形成という視点から分析する研究は近年少ない。また、社会科教育だけを切り出して分析するのではなく、米国教育の大きな展開の中に位置づけて、現状と課題を明らかにする研究、さらに、カリキュラム等の編成のみならず、教員の養成まで視野に入れて解明しようとする研究は少ない。本研究では、日本国内の学習指導要領改訂や教員養成制度改革などの議論も踏まえながら進めてきた。グローバルな資質の育成は、日本の教育でも、今求めらる重要課題ともなっているが、その課題にも間接的に応えることが可能な本研究の社会的意義は大きいと考える。
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