本研究は、学生が能動的に参加する授業形態であるアクティブラーニングを多人数で実践できるモデルを研究する。100人~300人の固定式な机と椅子の教室を前提とする。「検討すべき実践パターン」の抽出を行い、キャリア教育授業の中で実施した。学生ひとり演習、2人ペアなど、12事例について実践した。学生からの評価をアンケート形式で確認した。授業内容に則して色々なアクティブラーニングを活用できることが分かった。 特に「固定式の机と椅子」で実施し易い2人ペアの演習が効果的である。学生が「深く学ぶ」動機づけにつながる点でもアクティブラーニングの効果が見られる結果となった。
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