本研究は、市町村合併等で失われつつある<市町村民歌>や<県民歌>の楽譜及び関連資料をデジタルデータ化して保存・蓄積し、三つの実践を通して地域の音楽文化遺産の継承と、地域の音楽素材を活用した社会教育及び学校教育の充実に資することを目指した。 実践の第1は「市町村民歌、県民歌の楽譜及び関連資料のデジタルデータ化による≪県民歌、市町村民歌デジタルアーカイブ≫の開設と運営」である。実践の第2は「実践第1の成果を活用した教材開発(音源制作、解説資料作成)と社会教育や学校教育への教材及び資料の提供」である。実践の第3は「開発した教材を活用した教員志望学生によるアウトリーチ・プログラムの開発と実践」である。
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