今後の共生社会構築の基礎研究として,全体性を特徴とするアートとインクルーシブ教育の共通理念を歴史的に明らかにし、障害,経済,性的などのマイノリティをアートにより社会的に包摂し,ケアしされならが生きる人たちの現場の調査し,アート/教育はむしろ共生社会構築の基盤たるべきと提言した(インクルーシブアート教育)。エゴイズムが増大する現代社会で,差異や多様性を活かせる教育論の構築は,アートが本質的に持つ「自由」を基礎にすることのみが可能とする。本研究は,一般社会で特殊と思われているアート/教育を人間が誰でも持つ創造的なコミュニケーションを育てる「生きるための身体技法」であることを明らかにした。
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