本研究は「学びの共同体」を標榜する学校改革の体育編であり、質の高い体育の学びのデザイン開発を行うことを目的とすると同時に、研究代表者らの研究機関をハブ機能とした教師の学びの支援ネットワークを推進することを目的とした。成果としては「21世紀型の体育科の授業と学び」の実現に向けて、独自に『学びのこよみ』(小学校体育:低・中・高学年版)を開発した。これは4月始まりの月別卓上カレンダーで、新学習指導要領の領域構成と内容に基づいた単元デザインを12か月分、配列したものである。また、本プロジェクトとして開催した「学びの会」には、3年間でのべ418名の教師や教育関係者の参加があり、実践と研究の交流を図った。
|