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2017 年度 実績報告書

地域のスクールサポート体制を前提とした生徒指導・教育相談の学校評価モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K04507
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

石田 美清  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (20144785)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード生徒指導 / 教育相談 / 学校評価 / 教育委員会
研究実績の概要

昨年度の小学校と中学校の調査に加えて、公立高等学校を対象とした調査を実施し、①小学校、中学校、高等学校の生徒指導上の諸問題の発生状況と解決方策、②スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどの担当者、学校外の専門機関の配置状況、③学校評価(自己評価、関係者評価、第三者評価)の実施状況、様式、評価項目・指標等を明らかにした。スクールサポート体制は、学校種、地域によって差があり、教育委員会の学校に対する支援や条件整備等を前提とした項目・指標等を考えていく必要があること、生徒指導上の諸問題の発生頻度は異なっており、学校が教育目標を達成するための教育活動と関連させ、学校関係者と情報や課題を共通認識した上で、項目・指標等を設定する必要があること、生徒指導上の諸問題で学校内の教師だけで解決できるのは、小学校は「いじめ」「暴力行為(生徒間)」「授業妨害」、中学校は「いじめ」「暴力行為(生徒間)」「携帯等」、高等学校は「校則違反」「携帯等」「いじめ」、学校外の機関や専門家の援助を必要としているのは、小学校、中学校、高等学校ともに「不登校」であり、学校運営の改善の取組としてだけではなく、教育委員会の教育振興基本計画等と関連させて、項目・指標等を設定していく必要があることを指摘した。
全体的に回答数が少なかったため、教育委員会への訪問調査等を取りやめ、小学校858校と中学校1580校の調査を実施し、①学校評価の実施状況、②学校自己評価の様式、目標・項目の作成者、生徒指導・教育相談の評価項目・指標、③学校関係者評価の様式、目標・項目の作成者、生徒指導・教育相談の評価項目・指標の全国的な傾向を最大公約数的なモデルとして示した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 地域のスクールサポート体制を前提とした生徒指導・教育相談の学校評価モデルの開発2017

    • 著者名/発表者名
      石田美清
    • 雑誌名

      中国四国教育学会『教育学研究紀要』(CD-ROM版)

      巻: 63 ページ: 206~211

  • [学会発表] 中学校の生徒指導・教育相談のスクールサポートに関する調査研究-平成13年度と平成28年度の調査を比較して-2017

    • 著者名/発表者名
      石田美清
    • 学会等名
      日本教育行政学会第52回大会(日本女子大学)
  • [学会発表] 地域のスクールサポート体制を前提とした生徒指導・教育相談の学校評価モデルの開発2017

    • 著者名/発表者名
      石田美清
    • 学会等名
      中国四国教育学会第68回大会(広島女学院大学)

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公開日: 2018-12-17  

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